屋根裏の恋人　3話のあらすじと感想「母親という雌」

出典：東海テレビ公式サイトより

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屋根裏の恋人　3話のあらすじと感想「母親という雌」

屋根裏の恋人 3話のあらすじ「母親という雌」
屋根裏の恋人　3話のあらすじと感想「母親という雌」
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屋根裏の恋人 3話のあらすじ「母親という雌」

衣香（石田ひかり）は娘の帆花（大友花恋）が全てを捨てて愛する男に走ろうとする姿に嫉妬した。
そのことを18年前の自分に重ねた。
18年前に樹（今井翼）が自分の前から姿を消したときになりふりかまわず追いかければ良かったと言った。

あの夜、18年前のことを話そうとする樹だが衣香はそのことを聞かなかった。
しかし、衣香は過去のことより「今の樹くんともう一度出会いたい」と言った。
樹はそれに対し「地獄に墜ちる覚悟はあるのか？」と衣香の気持ちを遠のけた。
その言葉は誰もがうらやむ良妻賢母の道からの転落を意味していた。

その日は何ごともなく夫の誠（勝村政信）のベッドに戻った。
衣香は幼少のころ母親が男と駆け落ちをしたことを思い出していた。

衣香の携帯に金融会社からの督促。
母の借金を背負い、今もまだ返済に追われている。
その返済のために出会い系のサクラのアルバイトをしている衣香。

<休日に家の庭でバーベキュー
姑の千鶴子（高畑淳子）は誠とは血の繋がりがない。
千鶴子は誠を男として見ている様子だ。

千鶴子は衣香とふたりになると夫との夜の生活について根掘り葉掘り聞いてくる。
千鶴子は勇人（髙橋楓翔）の体にあざがあると言い、そのことに気がついていない衣香に辛くあたった。

その言葉が気になった衣香（石田ひかり）は息子の勇人の部屋を物色する。
するとたくさんの新品ゲームソフトが出てきた。

帰宅した勇人にそのゲームソフトのことを聞く衣香。
そして、腕のあざを見せなさいと言うが勇人は「お前に関係ないだろ」と声を荒げ部屋に閉じこもった。

その夜、誠（勝村政信）が帰宅。
衣香は勇人のことが心配だが夫の浮気が心配になり相談できなかった。
翌日、衣香が学校を訪れるが担任は勇人の心配はないだろうと言った。
4人組の秀才グループと付き合っており友達関係も問題ないだろうと言った。

衣香のもとに杏子（三浦理恵子）がやってくる。
千鶴子が衣香の母親のことを気にいていると忠告した。

午後、衣香がひとりでいるとまた刑事がやってくる。
そして樹の写真を見せ心当たりがないかと尋ねる。

しかし衣香は知らないと返答した。
刑事によると殺された男は樹（今井翼）とトラブルを抱えていたようだと言った。
衣香が知らないと言うと刑事は引き下がった。

衣香は屋根裏にあがり樹に聞くが樹は「自分は関係ない、殺していない」と突っぱねた。

衣香は街で勇人を見かける。
勇人は4人の友達と一緒に路地に入った。
勇人は4人から暴行を受け、ゲームソフトを万引きしてネットで売り金を作るのはもうやめたいと言った。
どうやら勇人はその万引きをやらされているようだ。

衣香が止めに入る。
しかし、4人はふざけていただけだと言った。
警察に行くという衣香にも4人は「僕たちはやめろといったけど」と言い訳をした。
困るのは勇人だと言わんばかりだ。

家に戻り、衣香は勇人に詰め寄るが勇人はほっといてくれと言う。
そして、もし警察に行っても捕まるのは自分だけ、あいつらが関わったという証拠はない。
あと半年ガマンして推薦を受け高校に入学するまでの辛抱だといった。

勇人は4人からいじめられているがその4人の親は上級公務員で官舎に住んでいる。
そのことでこれまでイジメを訴えた生徒がいたが結局学校も信用せずにいた。
4人は学校や大人の前では本当に優秀な生徒だ。

夜、勇人のことを夫の誠（勝村政信）に相談する衣香（石田ひかり）
しかし、誠は「男の世界ではよくあることだ、男の世界はやるかやられるか」と相手にしない。

千鶴子は衣香の母親のことを探偵を使って調べていた。
そのことを衣香に詰め寄る。
そして、母親に捨てられた娘だと言い、子供を捨てた女の血は排除したいと言った。
そのことを知っていたら結婚を許さなかったのにとなじった。
更に千鶴子は勇人のことを聞く、子供を育てると言うことの難しさを言い「女でいることを渇望している」と衣香の心を見透かしたような言葉を口にした。

勇人が学校から戻ると「もうあいつらは関わらないって」といじめから解放されたことを報告した。
なぜだか分からないが4人ともビビっていたと言った。
勇人は母のおかげだと言ったが衣香は樹がまた何かをしたのかもしれないと予感した。

屋根裏に上り、そのことを尋ねるが自分は何もしていないと言った。

衣香は樹に「母親でいることを決心した」と告げる。
樹がいると求めてしまうからと樹に出ていって欲しいと言わんばかり、その様子を察した樹は「あなたが幸せになるなら」と出ていくと約束した。

衣香（石田ひかり）のもとに刑事がまたやってくる。
そして、樹の写真を見せ「この男（樹）は殺された男に恨みを持っていたようだと言った」

18年前、あの殺された男に暴行を受けた衣香を助けた樹。
そのときにケガをしたことでプロのバイオリニストとして必要な聴覚を奪われてしまった。
結局、あの衣香の誕生日に約束の場所に現れなかったのはそのことが原因だった。

その事実を知った衣香は樹の姿を探した。
屋根裏に樹ｍの姿はなかった。
衣香が探すと海辺に樹の姿があった。

樹はあの時、姿を消したのは「あなたを幸せにできない」と思ったからだと言った。

その事実を知り、衣香は樹の胸に飛び込んだ。
そして屋根裏に戻った衣香と樹は愛し合った。
それは乾いた砂漠に水が染みこむような感覚だと衣香は感じていた。

衣香は女（雌）に戻った。

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